サックスの種類や違い、選ぶ基準をプロが解説!

サックスの基礎知識・選び方

サックスを始める前のあなたに、サックスの前提知識をご紹介!

ご教授いただくのは、サークル音楽教室でサックスの講師をされている早川一平先生です。

今回は「サックスの種類」「どのグレードを選ぶべきか」を解説します

サックスの種類~アルト・テナー・ソプラノ・バリトン~

サックスには上記の4種類があります。自分がやりたいと思ってやってみると思わぬ障壁があるかもしれません。

事前にある程度違いを知っておきましょう。

一般的なサックス

人口でいうと、アルト>テナー>ソプラノ>バリトンの順番で

一番メジャーなのがアルトサックスです。

もしどの種類で始めるか迷うなら、好みの音があればその種類で始めても大丈夫・・・ですが

バリトンサックスは重くて持ち運びにくく、女性の方など小柄な方は持っているだけで相当疲れてしまいます。

音はかっこいいですが、よほど好きで好きでバリトンを始めたい!という方以外は避けましょう。

明確な違い

各種類の違いとして一番わかりやすいのが大きさです。

大きいほど音を出すのに必要な肺活量が多くなります。

一方小さいほど音のコントロールが難しいです。

特にソプラノサックスは高い音を出すためずれているとわかりやすく、それでいてコントロールが難しいです。その分必要な肺活量は他の楽器よりも少なくなっています。

それぞれのサックス

このように、サックスはそれぞれ4つが違う個性を持った楽器だという事がわかります。

難しさ、扱いやすさ、持ちやすさなどの特徴を踏まえてサックスを始めたい方は選択しましょう。

しかし、最終的に一番優先するべきなのは自分が好みかどうかです。

好きな音で練習するほうがモチベーションの維持にもつながるので、思い切ってアルト以外から始めても全く問題ありません!

楽器のグレード~予算・続くか心配なら~

初心者向けのおすすめ

最初にある程度の予算が決まっている場合を除き、後々メンテナンスをする場合、買い替える場合、やめて売る場合それぞれを考慮して

最も適したサックスはヤマハの一番安い10万円ほどの初心者モデルになります

それ以下の値段のモデルだと、後々の修理で数万かかってしまい新しく楽器を買った方が良い、なんてことになってしまう場合があります。

また、最初からもっと高いヴィンテージ者に手を出すのは、扱いにくい上パーツも少なくメンテナンスに苦労するので初心者の方は控えましょう。

他のメーカーだと、柳沢も初心者用で10万円近くのものがありますが、ヤマハが最もオーソドックスで吹きやすいのでオススメです。

中古でヤマハの同じモデルを買うのもアリです。

先生からアドバイス

 

楽器は劣化していく部分もあり、艶がなくなっていく代わりに馴染んでいって味が出てきます。

新品の楽器ほどポンと響く若い音がして、古くなるとそれが落ち着いていきます。

壊れやすくなるのが心配かもしれませんが、ヤマハのものだと十分使えるので心配いりません!

早川一平先生が現在も使っているサックスの一つが、このヤマハの中古のモデルで高校生の時に買ったものを20年以上使われているそうです!

それでもしっかりプロの奏者が使えるので、ヤマハ製のサックスがいかに丈夫かがわかります。

高ければ高いほどいい?

もちろんモノによりますが、よりグレードの高い、値段が高いサックスに関しては重厚感があったり、なりやすさがあったりするが、それが癖と感じる場合もあります。

10万円の標準のモデルが素直です。

しかし、好みの問題なので自分の価値観で考えてみましょう

まとめ

今回は、サックスを始めようと考えている方にどんなサックスがあるのか、どんなサックスから始めればよいかをご紹介しました!

サックス自体は何を買うか決まっていて、他に揃えればいいものを知りたい方、サックスの具体的な練習を知りたい方はそれぞれ

サックスに必要なもの」「サックスの練習」こちらの記事を参照してください!

レッスンのご紹介リンク

サークル音楽教室では、全くの知識なしの状態からプロが楽しく楽器が弾けるようになるレッスンを行っています。

興味のある方は、上の「レッスンのご紹介リンク」で早川一平先生のレッスンを見てみてください!

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