初心者でも楽しめる!レッスンで身につける声楽について

初心者でも楽しめる!レッスンで身につける声楽について

皆さん「声楽」という言葉を聞いたことはありますでしょうか。
あまり普段は耳にしない言葉かもしれませんし、
聞いたことがあるという方でも具体的にどのようなものなのかご存じない方も多いかと思います。
しかし、レッスンを受けることで誰でも簡単に始めることが出来るのです!
そこで今回は声楽について、その種類やレッスン内容などをご紹介いたします。

声楽とは

声楽というのは、人の声を使った音楽の総称です。
一般的な歌も広い意味では声楽の一種となり、歌に比べて声楽のほうがより声を楽器のように響かせるという点が特徴的です。
オペラ歌手をイメージしていただければわかりやすいのではないでしょうか。
楽器の場合ですと、種類に応じて使い分けたりしますが、
声の場合には人によってそもそも質が異なるため、音域の違いによって分かれることになります。
これを「声種(こえしゅ)」といいます。

女声

高音域のことを指します。
ソプラノ、メゾソプラノ、アルトのように音域の違いによって3段階に分類され、ソプラノが最も高音域となるので、主に旋律を担っています。一般的な女性の標準である音域となりますが、中には成人男性でも女声の音域を出せる方がいます。

男声

変声期を過ぎた男性の標準音域となる低音域をメインとした声域のことです。
低音域が軸となるとはいえ、女声のソプラノに匹敵するほどの高音域であるソプラニスタやカウンターテナーをはじめ、
テノールやバリトン、最も低音域であるバスなどの幅広い音域が含まれています。

声楽の種類

歌う人数や歌うパートの違いなどにより4つの種類に分かれます。
それぞれがとても特徴的で魅力が秘められていますので、迫力や印象に関しても種類ごとに異なるものになるでしょう。

独唱

一人で歌う場合のことを指します。
通常はピアノや管弦楽などによる伴奏とセットとなりますが、無伴奏によるアカペラの場合もよくあります。
一見迫力がないようにも思えてしまいますが、
一人だけの声でも観客のお腹の底にまでしっかりと響くだけの迫力が備わっています。

斉唱

独唱と比べて2人以上の複数名で歌った場合のことです。
複数人が同じ旋律を歌うことになりますので、その重厚感のある迫力たるや、
独唱はまた違った印象を受けることは間違いないでしょう。
女声と男声との混合でオクターブが異なっていたとしても、
同じ音を鳴らしているのであればそれは斉唱とみなされます。

重唱

複数人の人が同じ旋律を歌う斉唱に対し、重唱の場合は複数の人が異なるパートを歌うことを指します。
いわゆるデュエットやハモリも重唱に該当するのです。
基本的には歌詞は同じですが、
オペラなどの一部においてはパートだけでなく歌詞に関しても会話の掛け合いのような構成でそれぞれ異なる事があります。

合唱

それぞれ異なる音域の人が複数で歌う場合のことを指します。
大人数で歌う場合のことを大雑把に合唱と呼ぶケースも少なくありません。
声楽を学んでいない方でも、学生の頃に音楽授業の一環として大抵の人は経験しているのではないでしょうか。

レッスン内容

声楽で重要となるのが「声量」と「音程」です。
腹式呼吸などでしっかりと呼吸をすることで音を響かせて、声種で決められた正しい音程を出すということが欠かせません。
そのためレッスンに関しても、その2点を踏まえた上でのレッスンを受けることになるでしょう。

声量というのは、ただ力んで発声すれば出るというものではありません。
大きな声を出すというよりは、音をしっかりと響かせることでボリュームを増幅させるようなイメージとなります。
そのためには正しい方法での呼吸が必須です。
喉やその周辺の筋肉に力が入ってしまう胸式呼吸では響きが不足してしまいますので、
最大限の音を響かせることが出来る腹式呼吸を習得することになります。

音程に関しても、腹式呼吸をしっかりとマスターすることで安定した音程で発声することが可能となります。
その他にも、唇を閉じた状態で振動させるリップロールというトレーニング方法などによって、
声帯の微妙なコントロールが出来る状態を目指します。
声帯のコントロールが出来る状態で腹式呼吸によって安定した発声をすることができれば、
声楽の基礎をマスターしたことになりますので、それを目標に掲げ、
目標に向かって地道にレッスンでのトレーニングを積み重ねていくというわけです。

レッスンの相場価格

声楽のレッスンを受ける場合の相場価格ですが、
月謝制度である教室も存在しているので、単純に1レッスンで計算できません。
月謝制の相場価格となると1〜1.5万円ほどが目安となりますが、
月に何回レッスン受講できるのかによって1レッスンあたりの費用は若干変動することになるでしょう。

また、個人レッスンや出張レッスンの場合には費用が高くなる傾向にあります。
またその場合出張の費用や個人レッスン用の部屋代が受講者側の負担となるケースも少なくありません。
教室によってもそもそも料金設定が異なりますので、
通いたいとお考えの教室がおありでしたら、事前に確認しておくといいでしょう。

まとめ

声楽はなんの道具も必要としないため、初心者の方であっても気軽にコストを抑えて始めることができます。
私達が生まれながらにして持っている声をレッスンなどによって磨き上げていくことで、
ご自身が楽しむこともできますし、聴いている人の感情を揺さぶることも可能となるのです。

「サークル音楽」では声楽のレッスンをご用意しておりますので、
興味をお持ちでしたら無料体験レッスンに是非お越しください。

声楽

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