神戸市灘区の音楽教室「サークル音楽教室」から音楽を発信しています!スタッフのきゃなです!
なんと!先日、声楽の杉浦希未先生のレッスンを体験させて頂きました〜♪
ということで今日は私の声楽レッスン体験レポを、杉浦先生のインタビューも交えてお届けします!
神戸市灘区の声楽レッスンを体験しました!
まずは私の歌のバックグラウンドをお話しさせてください。
私はシンガーソングライターとしても活動しており、歌自体は長年歌ってきました。
ゴスペルクワイアにも5年ほど所属していました。
(ゴスペルはアメリカの黒人の宗教音楽です。映画『天使にラブソング』をきっかけに日本で有名になりましたね。)
ボイストレーニングのレッスンは受けたことがありましたが、声楽のレッスンはまったく初めてです。
クラシカル・クロスオーバーのジャンルの先駆者的な歌手として有名なサラ・ブライトマンが大好きというのもあり、声楽のレッスンに興味はあって、たびたびネットで声楽教室を調べたりもしたのですが、けっきょく行動を起こさずに現在に至ります。
サークル音楽教室で声楽のレッスンが受けられるということで、今回、長年の夢だった声楽にチャレンジしてみました!
声楽のレッスンではまずは音域チェック!
杉浦先生のレッスンで最初におこなったのが、発声練習も兼ねての音域チェックでした。
まずは地声でスケールを歌っていって、自然に裏声に切り替わるタイミングで裏声に切り替え、出せるところまで歌っていきます。
音階を降りてくる時は、低い音もできる限り裏声で出していきます。
ゴスペル音楽は基本的には地声で歌うので、低い音を裏声で出すというのは新鮮でなかなか難しかったです。
杉浦先生の私の声の第一印象は、
ハスキーな声ですね〜。
とのことでした。
確かに私の声質は息が多めで”ハスキー”とか”エアリー”と言われることが多いです!
きゃなさんは地声と裏声の差があまり激しくないというのが強みのようですね!
地声と裏声の差があまりない私の声は、地声と裏声の境界の音域の曲でも雰囲気を壊さずに歌えるのが強みだそうです。
声が疲れやすいということはありませんか?
ズバズバと私の声の特徴を言い当てて、まるで声の占い師のような杉浦先生!
空気多めの発声で地声と裏声の差があまり激しくないという強みがある一方、ハスキー声の人は声帯が擦れる発声で声帯が疲れやすいという弱点もあるそうです。
確かに、ゴスペルクワイアで歌っていると、他のメンバーよりも早く声がバテてしまうことがよくありました。
杉浦先生がインタビューで声楽レッスンで目指すものを語ってくれました。
声楽レッスンで目指すもの
レッスンでは喉に負担をかけない発声を目指すようにしています。
人によって問題は様々です。
前に当たりすぎてキンキンする人もいれば、喉だけで頑張りすぎる人もいます。
講師としての私の役目は、生徒さんひとりひとりの声を聞き分けて、その人にとって一番いいところに導いてあげることかなぁと思っています。
杉浦先生はレッスンで大事にされていることは聴くことだそうです。
耳が一番大事!教える側も教わる側も聴くことが基本なんですよ。
杉浦先生はレッスンで惜しみなく実演をしてくださいました。
言葉でも丁寧に説明してくださるんですが、百聞は一見にしかずと言いますし、実際お手本を見せて頂けるとよりわかりやすいですよね。
特に参考になるのが、悪い例も実演してくださるという点でした。
喉に負担がかかる場所での声の響かせ方から、力まずに発声する方法までを実演してくださり、自分の声の響かせ方の問題点が一目瞭然でした。
文章で伝えるのが難しいので、こればかりはみなさまにも実際に体験して頂きたいです!(笑)
声楽レッスンで音域は広がるの?
杉浦先生の声楽のレッスンでは音域チェックを必ずするようにしているそうです。
使える声の範囲を知るのは大事です。
意外とみなさん自分の音域を知らないんです。
声のポテンシャルを見るのに音域チェックは大事なんですよ。
私の声の音域は2オクターブ半くらいと平均的な女性の音域でした。
音域はトレーニングで広がるのか杉浦先生にお聞きしたところ、
ある程度は広がると思います。
自分の声を使いこなしていない方がほとんどで、実はもっと出せるポテンシャルを持っている方がほとんどなんですよ。
ただ、声はそれぞれが元々持っている楽器という部分も大きいので、限界は確かにあります。
たとえば私はソプラノ歌手ですが、モーツァルトの『魔笛』の『夜の女王のアリア』をどうしても歌いたくて色々な先生に訓練してもらいましたが、最高音のファの音が声帯の作り的にどうしても出せないというのが分かったので、残念ながら断念しました。
声のポテンシャルという話、とても興味深いですね。
私もレッスンを体験して、30分という短い時間だったのですが、始めカスカスだった高音の裏声がだいぶ通る声に変化していって自分でもびっくりしました。
自分でも気づかない自分の声の魅力を杉浦先生によって引き出して頂いた感じがしました。
声楽レッスンはどんな曲を歌うの?
今回、私が杉浦先生の声楽レッスンで課題曲に選んだのが、サラ・ブライトマンのNella Fantasiaネッラ・ファンタジア(邦題:「私の空想の中では」)という曲です。
映画音楽の巨匠、エンニオ・モリコーネの楽曲にイタリア語の詞を付けてサラ・ブライトマンが1998年にボーカル曲として発表したものです。
英語なら得意なんですが、イタリア語は初めてで苦戦しましたが、杉浦先生に丁寧に発音を見て頂きました。
杉浦先生はイタリア語以外にもドイツ語もお手のものなので、発音を見てもらうならイタリア語かドイツ語の曲を選ぶとよさそうですね!
でも先生曰く、
母音の流れがすごく綺麗なのでイタリア語の曲がおすすめ♪
とのことです。
イタリア語は歌がすごく綺麗に聞こえる言語なんですね〜。
発音も日本語に近いから日本人向きとも言われます。
選曲で気をつけた方が良い点について杉浦先生にお聞きしました。
やりたいなと思う曲をなるべくやるのがいいと思います。
声楽をちゃんと基礎からやるなら、イタリア歌曲を練習するのをおすすめします。
生徒さんのニーズに合わせて選曲してもらうようにしています。
例えば、朗読をやっておられる生徒さんは語りがある曲、高音が得意な人は高めの曲など。
イタリアのポップスやミュージカルの曲も人気ですよ。
声楽と言っても、オペラの曲だけじゃなく、いろんなジャンルの曲から選べるんですね。
サークル音楽教室のYouTubeチャンネルに杉浦先生が歌うゴッドファーザーの愛のテーマのイタリア語歌詞の動画もアップされています。
伴奏を担当したのはサークル音楽教室のギター講師の田村太一先生です。
めちゃくちゃかっこいいのでぜひご覧ください♪
クラシックの曲だけでなく、こういった映画の音楽など、杉浦先生のレッスンではジャンルに囚われることなく教わることができます。
生徒さんのニーズに合わせたレッスンをするように心がけています。
舞台をやられている生徒さんで、「舞台で響く声が欲しいから発声を学びたいです」と曲は練習せず、発声だけのレッスンをされる方もいます。
それぞれの魅力的な声を見つけるお手伝いをさせて頂ければ幸いです。
みなさまも自分の声の魅力を新たに発見しませんか?