神戸市灘区の音楽教室「サークル音楽教室」から音楽を発信しています!スタッフのきゃなです!
作曲に音楽理論はいらない?
音楽を楽しんでいると、多くの方が、「自分で曲を作ってみたい」と思うことでしょう。
このブログ記事を読んでくださっている方の中には、すでにご自身で作曲されている方もいるかと思います。
カバーも楽しいですが、自分で作曲をして、独自の世界観を作り上げ発信するのは、他に変え難い喜びがあるかと思います。
私、きゃなもシンガーソングライターとして活動しているので、とても共感できます。
曲をこれから自分で作ってみたい、もしくは自分で作っているという方…実に多くの方が気になるのが、「音楽理論は作曲に必要なのかどうか」という点です。
今日の記事はこんな方におすすめです。
・自分で作曲している、もしくは作曲してみたいと思っている方
・音楽理論を作曲にどう活かせるのか知りたい方
・作曲するのに音楽理論が本当に必要か知りたい方
・音楽理論が、音楽的自由を奪ってしまうと思っている方
などです。
今日のブログでは、音楽理論の知識のない状態から作曲をはじめ、後に、音楽理論を学んだ私の体験談をもとに、「音楽理論は作曲に必要なのかどうか」という問いに、私なりの答えを、みなさんにシェアしていこうと思います。
音楽理論のレッスンを教えるのは、ベテラン講師、久保純一先生!
それでは、本題に入る前に、音楽理論のレッスンを担当されている先生のご紹介です♪
こちらが、サークル音楽教室で音楽理論のレッスンを担当してくださっているの久保純一先生です!
10代よりプロのギタリストとして活躍されております。
講師歴は25年以上のベテランの先生です!
長い講師生活により培われたメソッドを詰め込んだ独自のカリキュラムは、初心者にもわかりやすいと大変好評です!
専門分野はジャズギターですが、ジャズのみならず、ロック、ゴスペル、ブルース、ファンクなど幅広いジャンルに精通しておられます。
実は、久保先生は私の恩師です。
私は、ギターと音楽理論を久保先生に学んでいますが、一生徒として、親身で優しくて、それぞれの生徒に合った、すぐ使える音楽知識を教えてくださる久保先生のレッスンは、胸を張っておすすめできます。
作曲に音楽理論はいらないのか?必要ないという方の意見
それでは、今日の本題に戻りましょう。
私が思うに、音楽理論が必要ないという方の多くは、自分の直感や感覚を大事にしている方が多く、理論的なことがそもそも嫌いという音楽理論アレルギーの方が多いように思います。
音楽理論を学ぶ前の私も実は、このタイプで、私自身もそうなんですが、作曲をしたいという方の多くは、おそらく自分の中に抱えた強い感情の衝動を音楽で表現したいというのが原動力で音楽をしているかと思います。
そこに「音楽理論」なんていかにも堅苦しそうな名前の学問なんて持ってこられたら、「音楽は、心から湧き出てくるものだ!音楽理論のルールに俺は縛られたくねー!」と反抗的になってしまうのも無理ありません(笑)
でも、実は、音楽理論は、”従わないといけないルール”と勘違いしている人がすっごく多いように思うんですが、これは音楽理論というものを、理解していない証拠なんです。
音楽理論は作曲の自由度を奪うものではない
そもそも音楽理論とはなんなのでしょうか?
音楽理論とは音楽の構造や要素に対する理解を深める学問です。
音の高さ、リズム、和音、音楽の構造などの要素を分析し、理論的に説明します。
ようは、音楽に対するさまざまな事柄を、理論的に学べる学問です。
音楽理論が作曲の自由度を奪ってしまうと思ってる方の多くが言っているのは、音楽理論の中でも、特にコード理論のことかと思います。
コード理論では、コードの性質や、コード進行の中でそれぞれのコードがどんな役割をしているかなどを学びます。
コード理論を学んでおくと、楽曲でよく使われる”お約束のコード進行”などの理解が深まります。
「音楽理論が作曲の自由度を奪ってしまう」という方に言いたいのは、「これらの知識を知っているかと言って、使わないのもアリですよ」ということです。
「理論的に考えると、このコードの後はこうくるのが自然だよね」っていうのを、敢えて無視して、別のコードにするのが、あなたの個性になって、聞き手をアッと驚かせるかもしれません。
作曲において、音楽理論を敢えて無視するのもアリ!
こちらの動画は、私のオリジナル曲、「Pounce On You」という楽曲です。
この曲は、久保純一先生のレッスンの中で、コードを付け替えるリハモ(リハーモナイゼーション)をやりました。
作曲の段階では、シンプルなコード進行で作曲し、後で音楽理論に則って、かっこいいコード進行を考えました。
感覚と理論を上手に使って作曲に取り組めば、音楽的自由を奪われるどころか、音楽的自由度は増します。
最終的には、曲全体を通しては、ほぼほぼ音楽理論に則ってコード進行を考えていますが、敢えて感覚的に思いついたコード進行を残している部分もあります。
例を挙げると、イントロ、Aメロ、Bメロの終わりに出てくるDm7→Ddim→CM7のコード進行などが、私が感覚的に思いついて、敢えて残したコード進行です。
ここのコード進行は久保純一先生からお褒めいただいた箇所で、
「ある意味、無理やりに聞こえるかもしれないこのコード進行を敢えて残しておくことで、聞き手の印象に残りやすくていいかもしれませんね。」とのお言葉をいただきました。
曲の歌詞的にも、積極的な恋する女の子の歌なので、少し強引なコード進行が、結果的には曲に合っているとも言われました(笑)
音楽理論を学ぶことによって曲のメッセージがより伝わる作曲ができるように!
音楽理論を学ぶと、より曲のメッセージを聞き手に伝えることができます。
私の楽曲「Pounce On You」を例に説明しますと、Cメロ、それまでのイケイケな流れとは打って変わって、少し弱音を吐いているような歌詞がでてきます。
作曲の段階では、サビと同じコード進行だったものを、「ちょっと弱い」部分を音楽的に演出するために、少し物悲しい、憂いを帯びたコードに付け替えました。
そして、全部でサビは3回繰り返されますが、最後のサビだけ、より曲を前に前に進める力が強いコード進行に変えています。
これによって、曲の盛り上がりが演出されます。
このように、コード理論を使えば、メロディーや歌詞だけじゃない部分で、メッセージを聞き手に伝えることができるようになります。
説明した、Cメロ〜の再生位置を合わせているので、動画でその部分を聞いてみて、自分の耳で確認してみてください♪
結論:作曲をするにあたって音楽理論を学んで損になることはない
今日のブログでは、「音楽理論は作曲に必要なのかどうか」というテーマで、お話させていただきました。
結論としては、絶対的に必要ではないけど、学んでおくと作曲にとても役立ちます。
音楽的自由度も、感覚的な部分と、理論的な部分を自分で上手にバランスを取っていくことで、より聞き手に伝わりやすい楽曲を作ることができます。
ぜひ、久保純一先生の音楽理論のレッスンを体験しに、神戸市灘区の音楽教室「サークル音楽教室」にお越しください!
アコースティックギター
ギターの教則本は沢山売られていますが、なかなか上達しない・・・何から練習すれば弾けるようになるか分らない・・。
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もちろん先生はステージで活躍されるミュージシャンですので、力のある生きた音楽を感じていただけます。
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レッスン詳細
- 月3回
- 30分レッスン
- 月謝 10.000円
- 個人レッスン
※音楽理論のレッスンは月曜日の久保純一先生です。楽器を演奏されない方も受講可能です。