神戸市灘区の音楽教室「サークル音楽教室」から音楽を発信しています!スタッフのきゃなです!
クラシックピアニストがポップスを弾く時に注意したいこと3選

クラシックピアノを長年学んできた方が、ポップスの曲を弾いてみようと思ったとき、
こんなことを感じた経験はありませんか?
「譜面どおり弾いているのに、なぜかノリが出ない…」
「伴奏が重たくて、歌と合わない」
「コードも覚えたけど、かっこよくならない」
実は、これ——とてもよくあることなんです。
クラシックとポップスは、同じ「ピアノ音楽」でありながら、
音の感じ方・重心・呼吸 がまったく違う。
だから、同じ「ドレミファソ」でも、ジャンルが変わると“別の言語”を話しているようなものなんです。
今日はそんな「クラシック出身ピアニスト」がポップスを弾くときに注意したい3つのポイントを、具体的に紹介します。
そして最後に、この“リズムの壁”を超えるための新しいメソッド、
『ピアニストのためのリズムトレーニング』もご紹介します🎶
🎵 今回の記事でお話しする内容
- クラシックピアニストがポップスを弾くときにつまずく3つのポイント
- 「譜面通り」では伝わらない、リズムと重心の関係
- 体で感じるグルーヴとは?
- 『ピアニストのためのリズムトレーニング』が生まれた背景
- ボディームーブメントを取り入れた全く新しい練習法
- クラシックにも応用できる“リズムの本質”
🎵 ① 「正確な拍」ではなく「自然なうねり」を感じる
クラシックでは「正確に」「きれいに」「譜面どおりに」弾くことが第一。
テンポをキープし、音の粒を揃え、拍を数えながら弾く——
それはクラシック教育の中でとても大切にされる姿勢です。
けれども、ポップスやジャズの世界では、拍は“カウント”ではなく“呼吸”です。
たとえばバラードの伴奏。
メトロノームにぴったり合わせるよりも、
「歌のブレス」「言葉の間」「息づかい」に寄り添って、
テンポを“ゆらす”ことで初めて生まれるグルーヴがあります。
つまり——
正確さよりも“うねり”を大切にすること。
クラシック出身者がポップスを弾くとき、一番最初につまずくのがここです。
拍を頭で数えてしまい、音楽が“平面的”になってしまう。
ポップスを弾くときは、まず「どこで体を揺らすか」を意識してみてください。
音ではなく“重心の動き”でリズムを感じるのがコツです。
🪘 ② 「強弱」ではなく「重心の位置」でグルーヴを作る
クラシックでは「フォルテ」「ピアノ」など、ダイナミクスの変化を通じて表現します。
でもポップスでは、同じ音量でも「ノリ方」で音が変わるんです。
たとえば8ビートの伴奏。
クラシック的に弾くと、1拍目と3拍目を強く弾こうとします。
でも、ポップスでは逆。
“裏拍”や“2・4拍”の強調が音楽の命です。
これはまさに「重心の位置」の問題。
身体のエネルギーがどこに落ちているかで、音のグルーヴが変わるんです。
左手をずっしり下に沈めるのではなく、
リズムに合わせて“浮遊する”ように構える。
手首や腕のスイング、体のsway(スウェイ)を感じることで、
自然なリズムが生まれます。
これを理解するには、「リズムを聴く耳」と「身体の感覚」が必要。
つまり、ポップスピアノには“体感的リズム”が欠かせません。
💃 ③ 「譜面どおり」ではなく「リズムにノって弾く」
クラシックの世界では、譜面がすべての基準。
でもポップスでは、譜面は“目安”にすぎません。
同じコード進行でも、演奏者によってノリが違う。
同じリズムでも、ボーカルやドラムによって重心が変わる。
つまり、ポップスには「答え」がないんです。
だからこそ必要なのは、譜面の外にある“ノリ”を感じる力。
そのためには、
・リズムを体で感じるトレーニング
・ドラムやパーカッションの音を聴く練習
・「裏拍」「シンコペーション」を意識したフレージング
がとても大切になります。
この“リズム感の再構築”を、ピアニストのために体系化した教則本が——
🎹 『ピアニストのためのリズムトレーニング』 です。
✨ 『ピアニストのためのリズムトレーニング』とは
サークル音楽教室代表・打楽器奏者の 冨士正太朗氏 が考案した、
ピアニストのための全く新しいリズム教育メソッド。
この本のコンセプトはシンプルです。
「身体でリズムを感じ、ピアノで練習する」
つまり、“頭で数える”のではなく、“身体でノる”。
打楽器的な発想を取り入れ、
足の重心、腕のスイング、呼吸のタイミングを使って、
ピアノでグルーヴを体感できるよう設計されています。
しかも、単なるリズム練習ではありません。
国内外で活躍する作曲家 小野田享子氏 による
美しい25曲の練習曲が収録されており、
ラテン、ジャズ、ポップスのリズムを“音楽として”楽しみながら身につけられます。

小野田さんに、『ピアニストのためのリズムトレーニング』教則本の制作秘話を伺ったインタビュー記事はこちら。※画像をタップして記事をお読みください。
この記事は、YouTube動画の内容を文章にまとめたものです。
動画でご覧になりたい方はこちら↓
『ピアニストのためのリズムトレーニング』サンプル音源
🥁 パーカッション音源×ボディームーブメントで学ぶ
この教材の最大の特徴は、付属音源が「パーカッションアンサンブル」になっていること。
ただのメトロノームではなく、
まるでバンドメンバーと一緒に演奏しているような臨場感!
さらに、
キューバ人ダンサー Yacel Sagarra(ジャセル・サガーラ)氏 による
“ボディームーブメント動画”付き。

ジャセル・サガーラさん
こちらの動画は、教則本に付属しているボディームーブメントレッスン動画のサンプルです。
ぜひご覧ください!
リズムを聴くだけでなく、
実際に身体を動かして「どこで揺れるか」を学べるのです。
これによって、拍の理解が「数値」から「体感」へと変わっていきます。
🎷 クラシックピアニストにこそ「ピアニストのためのリズムトレーニング」がおすすめの理由
クラシック出身者は、もともと技術も耳も繊細。
だからこそ、リズムを体で感じるトレーニングを取り入れると、
演奏が驚くほど豊かに変わります。
『ピアニストのためのリズムトレーニング』は、
クラシック的な和声感を保ちながら、
ポップス・ジャズ・ラテンの“ノリ”を自然に体得できる構成。
・ショパンのルバートに通じる「呼吸」
・ドビュッシーの波のような「ゆらぎ」
・そしてポップスの“16ビートの揺れ”
それらを一つの身体感覚として結びつけることで、
ジャンルの垣根を越えたピアノ表現が可能になります。
🎁 「譜面の外にある音楽」を弾こう
クラシックからポップスへ。
それは、楽譜から自由になる旅でもあります。
ポップスをかっこよく弾くコツは、
・正確さよりうねり
・強弱より重心
・譜面より呼吸
この3つを意識すること。
そして、その感覚を本当に身につけるための一冊が
🎶 『ピアニストのためのリズムトレーニング』 🎶
ピアノを“踊らせる”新しい体験を、あなたもぜひ。
教則本『ピアニストのためのリズムトレーニング』詳細・購入方法
🎼 教則本タイトル:『ピアニストのためのリズムトレーニング』

- 全25曲収録
- 作曲:小野田享子
- 練習音源制作:冨士正太朗(パーカッショニスト)
- 難易度:上級者以上
- 全国発送対応
📖 教則本価格:2,500円(税込)
📦 送料(レターパックライト):430円
💳 合計:2,930円
※大変恐縮ですが、送料・振込手数料はご負担いただいております。
『ピアニストのためのリズムトレーニング』レッスン案内
サークル音楽教室では、対面でのリズムトレーニングも行っております。
冨士正太朗先生または認定講師とのセッションで、リズムをより身近に感じ、楽しみながらリズムを習得していただきたいと思っております。
ぜひ、対面でのレッスンにも足をお運びください。
『ピアニストのためのリズムトレーニング』のYouTube告知動画はこちら!
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