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人見知りをプラスに変える!リトミックで育む内向型の強み

子育て中の親御さんのお悩みのひとつに「子どもの人見知り」というのがあります。
子どもの人見知りは通常、生後6〜9ヶ月頃から始まるとされています。
これは、赤ちゃんが生後6〜8ヶ月頃から、記憶する能力や視力が発達し始め、家族や見知らぬ人、慣れた環境と新しい環境を区別できるようになるからだそうです。
子どもにこんな特徴が見られれば、「人見知り」かもしれません。
- 見慣れない人に対して不安を感じたり、恥ずかしがる
- 目をそらすなどの反応
- 泣き叫ぶなどの激しい反応
- 保護者の陰に隠れたり、抱きついたりする
- 話しかけられると固まってしまう。または泣き叫ぶ。
- 保護者以外が抱っこをすると泣く
多くの場合、2〜3歳頃には人見知りも落ち着いてくると言われていますが、いずれ幼稚園や学校へ送り出さなければならない可愛いわが子。
「人見知りが続いたらどうしよう」「馴染めなかったらどうしよう」と心配になる親御さんも多いのではないでしょうか?
今回は、「子どもの人見知り」について、そしてリトミックがどのようにサポートができるのかについてお話ししていきたいと思います。
内向型の力が輝く時代へ:見直される個性の価値
みなさんは「人見知り」についてどのようなイメージをお持ちですか?
改善しないといけない欠点だと思われるかもしれませんが、「人見知り」はつまり、「内向型」ということです。
実は、近年、内向型の人が持つ独特な能力が再評価されている傾向にあります。
お子さんの持っている特性を活かしてあげられるとすれば、こんなに素晴らしいことはないのではないでしょうか?
内向型の人を再評価する流れを生み出したとされるのが、こちらの本、2012年に出版され、世界的なベストセラーとなった、スーザン・ケイン著『内向型人間の時代』です。

スーザン・ケイン著『内向型人間の時代』の表紙画像
スーザン・ケイン氏によると、過去には外向型の人間がより評価される傾向にあったと言います。
特にアメリカでは、ここ100年ほどの間に外向型を理想とする文化が強まりました。
この傾向は日本にも影響を与え、日本は伝統的に内向的な文化的土壌が強かったにもかかわらず、戦後アメリカ的文化を輸入し、外向型を理想とする価値観が広まったとされます。
内向型の人間が持つ独自の能力とは?
スーザン・ケインは、内向型の人間が持つ独自の能力について、以下のような具体的な特徴を挙げています。
創造性と洞察力:内向型の人は深く考える能力が高く、これが創造性や洞察力、独創性などの素晴らしい資質を生み出します。
集中力:一人でいることや静かな環境を好む傾向があり、これが集中力を高め、新しいアイデアや知識を生み出すのに有効です。
共感力と傾聴力:他人と深い関係を築くことが得意で、共感力や傾聴力が高いとされています。
リーダーシップ:他人の話に耳を傾け、社会的地位にこだわらない傾向があり、これがリーダーシップにも優れた特質となります。
アイデア生成力:自分のアイデアを生み出すことに長けており、外向的な人よりも良い結果を出すことができるとケインは主張しています。
私はスーザン・ケイン氏が述べている、これらの「内向型の人間が持つ独自の能力」について知った時、すごく驚きました。
なぜかというと、リトミックが育む能力と深く重なっているからです!
内向型の強みを音楽で伸ばす!リトミックがもたらす自己表現力
リトミックとは、音楽を通じて子どもの感性や身体能力、知性を育む教育法です。
スイスの作曲家・音楽教育家であるエミール・ジャック=ダルクローズが考案したこのメソッドは、リズム、メロディ、ハーモニーといった音楽の要素を体全体で感じ、表現することを目的としています。
リトミックでは音楽やリズムを通じて、子どもたちが創造力を発揮したり、集中力を鍛えたりする環境が自然と作られます。
その他、グループでの活動を通して、他者への共感やコミュニケーション力を育むことができるのも大きな特徴です。
リトミックが「人間教育」と呼ばれる所以は、単に音楽スキルを学ぶだけではなく、人生のさまざまな場面で役立つ力が学べるからなんです!
リトミックの詳しいレッスンの様子はこちらのブログ記事をご覧頂けるとイメージしやすいかと思います。
人見知りの子どもが変わるレッスン:リトミック研究センター会長の著書より
こちらの本は、リトミック研究センターの創業者および代表理事を務めた岩崎光弘氏の著書「リトミックってなあに」です。
リトミックを初めて学ぶ保護者や教育者向けに、わかりやすく解説されている名著です。

岩崎光弘著「リトミックってなあに 」の表紙画像
リトミック研究センター会長・岩崎光弘氏の著書には、リトミックを通じて成長した子どもたちの心温まるエピソードが収録されています。
その中でも印象的なのが、4歳のかおりちゃんの物語です。
初めてリトミックのレッスンに来た日、かおりちゃんは1時間ずっとお母さんのスカートを握りしめて離さず、その緊張ぶりは家に帰っても手が動かなくなるほどでした。
半年間、かおりちゃんは授業に馴染めず、お母さんのそばで他の子どもたちの様子を見ているだけでした。
ですが、半年後、かおりちゃんの才能は突然開花します。
レッスンに率先して参加するようになり、リーダーシップを発揮するようになったのです。
溶け込めなかった半年間は決して無駄ではなかったのです!
お友達の楽しそうに動く姿を見て、心の中で感動し、先生やお母さんの励ましの言葉に勇気づけられて、その一つ一つがゆっくりとかおりちゃんの積極的な行動に結びついていったのです。
そして、先生をさらに驚かせる出来事が。
ある日、トライアングルを鳴らし音が消えるまでじっと聞いていると言う課題を出した時です。
じっと聞いていたかおりちゃんは、音が鳴っている間、うっとりとした顔をしていました。
そして、音が消えると「綺麗な音ね」と涙を流す感受性の豊かさを見せました。
このエピソードを通じて、岩崎氏は「少々手のかかる子が入会してくると、この子は感受性が豊かなんだな。音楽がきっと好きになるな。」と思うようになったと言います。
「人見知りだから」と周りの大人たちが諦めてしまっていたら、きっと見ることのできなかった素晴らしい成長の瞬間ですね。
リトミック研究センターの資格を有する講師が在籍!安心して通えるサークル音楽教室!

リトミック研究センター認定講師足立安紀子先生の写真
さて、サークル音楽教室のリトミック講師、足立安紀子先生のご紹介です!
足立先生はリトミック研究センターの認定講師です。
リトミック研究センターの認定講師は、リトミックの創始者エミール・ジャック=ダルクローズの理念を正しく理解し、実践できる指導力を持っており、高い専門性と信頼性があります。
リトミックとは名ばかりの教室が多々ある中、リトミック教室を選ぶ際、リトミック研究センターの認定講師かどうかはすごく重要なポイントとなっているので、ご確認くださいね!
足立先生のリトミッククラスは、音楽を通じて子どもたちの感性を育むだけでなく、心身の成長をサポートすることにも力を入れています。
足立先生は、長年の指導を経験し、数多くの子どもたちに音楽の楽しさを伝えてきました。
その優しい人柄と丁寧な指導スタイルは、子どもたちだけでなく、保護者からも厚く信頼されています。
まずはリトミックの無料体験レッスンへお申し込みください!
リトミック
四歳頃から聴覚の発達が著しい時期だと言われています。
この時期に音感を身につけたりピアノの基本的な練習を始めましょう。
きっと一生の財産になることでしょう。やさしい先生が楽しく丁寧に教えてくれます。
まずは無料体験レッスンに来て触れてみましょう。
実施曜日
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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足立安紀子 先生 |
レッスン詳細
ステップ1 (1~2歳) |
ステップ2 (2歳児) |
ステップ3 (3歳児) |
ステップ4 (4歳児) |
ステップ5 (5歳児) |
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教材費 (1年使用) |
¥5.720 | ¥7.150 | ¥7.150 | ¥8.250 | ¥8.250 |
月謝 (1ヶ月) |
¥6.600/月 | ¥6,600/月 | |||
チャイルド クラブ会員 |
¥660/月 | ||||
レッスン回数 | 40回/年 | 40回/年 |
*1歳に満たないお子様向けの“プレクラス”もございます。 詳しくはお問い合わせください。
*リトミック教室に入会されたお子様は全員「リトミックチャイルドクラブ」会員の登録が必要となります。
会員特典等、詳しい内容についてはお問い合わせください。
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